少し前になりますが、ある新聞記事が目にとまりました。『皮膚の若さ保つ物質発見』と…医療関係者の方達は、英科学誌ネイチャー電子版で既にご存知かもしれないですね(*^-^*) 東京医科歯科大の西村栄美教授らのチームが発表したとのこと。老化で低下する皮膚の再生能力を回復させる物質をマウスの実験で見つけたと…。見つかった物質は、皮膚の最も外側にある表皮の幹細胞に『17型コラーゲン』を盛んに作らせる働きがあり、現在はマウス実験の段階なので、今後は人での効果や安全性を確認するらしいですよ(^_-)-☆ 今じゃ美容でよく聞く『プラセンタ』も元々は医療で使われていたと、昔、免疫学研究会の勉強会に参加した時ききました。確か肝臓手術後の回復に使われていたとか(ちょっとうろ覚え)。『17型コラーゲン』も傷の治療に期待…との事なので、医療から美容へと進んでいくのですかね?!(*^-^*)
こちらの西村栄美教授の東京医科歯科大・難治疾患研究所・幹細胞医学分野の研究グループは2011年に『17型コラーゲン』が幹細胞の維持を介して白髪と脱毛を抑制する事から、その予防や治療が期待されるとの研究発表もしているのですが、ホームページ上に注意喚起がされています。【一部の化粧品・健康食品に関して、当研究室の研究成果を不当な仕方で引用して、消費者の皆様に誤解を与えるような販売促進がなされている】とのこと。確かに私もネットで『17型コラーゲン』と検索したら、まだマウスでの研究結果なのに、誤解してしまいそうな商品が出てくる(+_+)(;^_^ 比べものにならないけど、指圧専門学校のとき『指圧研究会』とゆ~のがあった。筑波短期大の先生方が中心となって指圧の効果を科学的に解明する目的だった。各クラス数名づつ入り、一年に一度、東洋医学会などで発表する。でも、一年やってもたったそれだけ⁇って思うくらい、一つの部位の効果を、いろいろな角度から研究し、表や文章にまとめる作業って本当に時間がかかるとのこと。一部だけを見て、簡単に商品にするなんて…。しかも『17型コラーゲン』は通常のコラーゲンとは違うとのこと。消費者側も『本物なのか⁇』しっかり見る目を持ちたいですね(*^-^*) 『17型コラーゲン』今後、色々と期待出来そうですね(^^♪