最近は『マッサージ』というと、指圧もあんまもその他の施術も
ひっくるめて使われる事が多いように思います。
厳密にいうと、指圧もあんまもマッサージもきちんと定義があり、
施術も違います。
ざっくりした違いは『指圧は押す』『あんまは揉む』そして
『マッサージは擦る』です。
指圧とあんまは『遠心性』といって心臓から末端に向かい
施術していきます。
マッサージは『求心性』といって末端から心臓に向かって
オイルやタルクを使用して施術します。
更にあんまとマッサージは静脈への働きかけが多く、指圧は
動脈への働きかけが多くなっています。
本来、動脈は外敵刺激から守られるように、
体の深い部分に位置しています。
でも、比較的表層部で拍動が触れられる場所があります。
皆さんも、ご自身で脈がとる事ができる橈骨動脈です。
手首の親指側に触れると脈を感じられると思います。
その他、首の内側の内頚動脈、脇の下の腋窩動脈、
鼠径動脈、足背動脈など。
腹部の施術をするとお腹側には骨がないので
腹大動脈の拍動を感じる事が出来ます。
立っていると外側にあるように思いますが、
人間は本来、四つ足動物だった名残があります。
なので、四つん這いになると分かりやすいと思います。
殆どの動脈は外敵から守られるように、内側に位置します。
文章が長いと飽きると思うので、ここら辺で次回へ(^^)/