指圧マッサージ師や鍼灸師、柔整師もそうだけど、
国家資格を取得しているという事は、
ざっくりだけど、基礎医学を勉強している。
筋肉の名前、支配神経や通っている血管、どんな動きをするのかなど。
来院されるお客さまが特に辛いと訴える部位(主訴)を聞き、
施術をしながら色々考える。
この間、定期的に来院して下さるお客さま、ここ何回か主訴を聞くと
『薬指の第一関節が痛い』と。
整形外科にも行ったが腫れも変形もないため問題ないと。
私も目視で確認し、何もなっていないが、その方の前腕が
ものすごく硬く、筋緊張が強いため、そちらを念入りに施術していた。
ただ、第一関節の痛みという特徴的な疾患があったなと思い、
調べたら、やはり昔勉強した資料が出てきた。
変形性関節症の一種だが、第一関節だけが腫れて痛むという
特徴がある。
多分これではないだろうかとお客様に説明したところ、
本人が触った部位は第2関節・・・( ̄▽ ̄)
あれっ?!
同じしくみで第2関節にも起きるので(名称が変わるだけ)
リウマチとの違いも説明し、残念な事に加齢現象の一種とも伝えた。
主訴を聞く場合出来るだけ痛む部位に手を当ててもらうのだが、
通常、第一関節は指の末端部分だと誰もが考えるとの思い込みだった。
付け根の方を第一だと考える人もいるかもしれないですしね。
こちら側がきちんと確認しないとダメですね。
少し話はズレるかもしれませんが、風樹に定期的に来院して
いただいてる医師の方が、こんな事を言っていました。
定期健診を行う場合、色々な質問をされると。
なので、専門以外の勉強もしっかりやっておかないと…と。
患者さんから見たら、お医者さんはお医者さん。
専門外の質問はやめておこうなど考えないですからね。
どの仕事も基本は相手の立場に立って考えないとダメですね(*^^*)